五月病かも、と思ったあなたへ|ひゃぁ〜ってなってから、深呼吸

メンタル

連休明け、なんとなくしんどい。

朝起きるのがつらい。
仕事や学校に行くだけで、いつも以上に疲れる。

「五月病かもしれない」
「最近、メンタルが不安定」

そんなふうに感じている人もいるかもしれない。

連休が終わる前から、もう6月のカレンダーを数えてしまった人、いる?

6月は祝日がゼロだ。
5月の連休が終わった瞬間から、次の祝日まで30日以上ある。

それを知っているから、まだ休みの途中なのにカレンダーをめくり「ひゃぁ〜」って声が出る。

実は、私もそういう人間だ。毎年ちゃんとやってしまう。

連休明けに「しんどい」と感じるのは自然なこと

責める必要はない。

それだけ、5月の連休がやさしかったということだから。

連休明けの学校や職場は、独特の空気がある。

運動会の練習が始まって、子どもたちは体がくたくたになる。
大人は、溜まったメールや書類と向き合うところから再起動しなければならない。

外来では、5月に入ってから初めて来られる患者さんが増えた。

「なんとなく、ずっとしんどくて」
「朝が起きられなくて」
「理由はわからないけれど涙が出る」

そんな声を、毎年たくさん聞いてきた。

連休中に、ようやく自分の疲れやストレスに気づけた人も多いのだと思う。

しんどいのは、あなたのせいじゃない。
季節が、そういう季節なのだ。

五月病や連休明けのメンタル不調はなぜ起きる?

5月から6月にかけては、自律神経が乱れやすい時期でもある。

生活リズムの変化。
新年度の緊張。
気温差。
環境への適応疲れ。

そういう小さな負荷が積み重なって、心も体も静かに消耗していく。

特に真面目な人ほど、

「頑張らなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」

と、自分を後回しにしやすい。

だから、限界が来てから初めて、

「あれ、こんなに疲れてたんだ」

と気づくことがある。

それは弱さではなく、ずっと頑張ってきた証拠なのだと思っている。

スポンジボブの「先に楽しみを見る力」

ここで、17通目に書いたスポンジボブのことを思い出す。

あの子は、きっとこう考えている気がする。

「6月? 関係ないや。夏休みにパトリックと何して遊ぼうかな」

プランクトンに邪魔されても、オーナーに怒られても、毎日ハンバーガーを焼きながら、もう7月の海を見ている。

スポンジボブは、鈍感力もあるけれど
“先に楽しみを見る力”が強いのかもしれない。

人は、少し先に光が見えるだけで、今日を生き延びやすくなる。

だから今、
まぶしい夏にやりたいことを、ひとつだけ考えてみる。

どこかに行きたい場所でもいい。
食べたいものでもいい。
会いたい人でもいい。

その小さな楽しみが、
今日を越えるための支えになることがある。

朝の光とセロトニンが心を助けてくれる

少し、心と体の話をしたい。

春から夏にかけて、日が長くなる。
夕方5時を過ぎてもまだ空が明るい、あの感じ。

あれは、ただの気のせいじゃない。

朝の光を目で受け取ると、脳ではセロトニンという物質が出やすくなる。

「幸せホルモン」と呼ばれることもあるけれど、
私はもう少し地味な表現が好きだ。

「なんとかなるかな」と思える、小さな燃料。

それくらいの存在だと思っている。

さらに、朝に光を浴びることは体内時計を整え、睡眠リズムを安定させる助けにもなる。

夜に眠れて、また朝が来る。

そのリズムが整うだけで、人のメンタルはずいぶん違う。

6月は祝日がなくても、光は毎日届く

6月には祝日がない。

梅雨も来る。
猛暑も迫っている。

それはわかっている。

でも今は、まだ5月の入り口だ。

街の色は、少しずつ夏に向かっている。
夕方の空も、昨日より少し明るい。

それに祝日がなくても、光は毎日届く。

夜中のような闇が24時間続く事なんてない。

それだけでも、
人は案外、なんとかやっていけるのかもしれない。

連休明けを頑張っているあなたへ

今日の空が、昨日よりちょっと明るかった。

それだけで、十分だと私は思っている。

「ひゃぁ〜」ってなっていい。
しんどいのは、とても自然なことだから。

ただ、その後で。

深呼吸、ひとつ。

これからしばらく祝日がなくても、雨の日が多くても、

光が届く日はちゃんとある。

その光を、

一日一日、ひとつひとつ受け取りながら、一緒に歩んでいこう。

📜 攻撃や逆境に動じない、スポンジボブの精神についてはこちらの手紙で。

攻撃されたら、スポンジボブの精神|悪口や理不尽から自分を守る生き方 参謀医Reimy
悪口、理不尽なクレーム、職場の攻撃的な人——傷ついた時こそスポンジボブの精神が役立つ。攻撃してくる人の正体、スルースキル、距離の置き方、日常をコメディに変換する方法まで。精神科医・参謀医Reimyが外来の実体験をもとにやさしく解説します。

参謀医Reimyより

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